Proud of ADHD.
大人の発達障害を明るく語る会・ここらぼ代表
& 発達障害YouTuber みっと Official Web site
Q.ニックネーム:T.K.さんから
ご質問:
講演ありがとうございました。
みっとさんが就労してから、発達障害の診断を受け、それを受け入れて今の活動をするまでには数年の時間がかかったとのお話がありました。
その間も就労を続けてくることができた一番の理由は何でしょうか。よろしければお聞かせ下さい。
A.
就労を続けることができた理由はいくつかありますが、一番の理由は周囲の人の支えがあったことだと思っています。その次はやっぱり「お金のこと・趣味のこと」が理由にあげられます。
現在は社会人6年目でまだ1度も職場を変えたことがないのですが、仕事では嫌なことやつらいことがたくさんあり、「やめたい」と思ったことはこれまでに何度もありました。
社会人1年目のときに、あまりにもミスが多かったことで突発的に「仕事辞めます」と当時の上司に告げたこともありました。そこで思いとどまるように諭されたことがありました。
そんなケースは配置が換わってからも何度もあったわけですが、その都度思いとどまるように誰かに助けられてきました。
仕事をやめるといっても、次に行ける場所も見当たりません。
その中で仕事はつらいし大変だけど、「ダメなやっちゃな~笑」と言いながらも、自分を受け入れてくれる先輩や上司がいたことはありがたいことだと思っています。
就労を続けるうえでお金の収入、趣味などは大きい存在であると思います。
世の中、何かするにもなんでもお金がかかります。僕は釣りやイラストを描くことなどが趣味ですが、続けていくにはやはりその都度、お金がかかります。
後先を考えずに仕事を辞めてしまうと収入がなくなります。ただお金のために働いているわけではありません。
やりたいことがあったりほしいものにはお金がかかりますから、仕事を辞めると続けていくことができなくなります。
そうなるとほしいものは買えない、楽しみにしている趣味などを続けられないといったことが起こり、ストレスばっかり溜まることになってしまいますよね。
そういった意味では「お金のために働く」ではなく「やりたいことを維持していくこと」が働くことを続けさせていたのかもしれません。