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【ご質問*2/2】ココマロニャンチュウさんからのご質問


2月2日(土)の「発達障害がある人の就労について講演&体験談」の「はたらくために"いま"からできること」で、会場の皆様からいただきましたご質問にお答えします。 ※ 申し訳ありませんが回答はいち当事者の意見ですので、正解ではありません。回答の通りに実行されて万が一の場合、責任は負いかねますので、あしからず。話半分に見ていただいて、当事者の方、お友達やご家族、専門の相談員の方などからもお話を聞いてください。 ココマロニャンチュウさんからのご質問 Q.

ご自分のしょうがいを前向きにとらえられる姿に感動しました。でも、そのように思えない人たちも多いと思います。そんな方たちにどのように接してあげたらよいですか?

A.

ありがとうございます。

発達障害と診断されてショックを受けられた方、発達障害の診断を受ける前に過去からつらい記憶があったりすること等、人によって前向きに捉えるのが難しい場合があることと思います。

「障害を前向きにとらえる」とおっしゃいましたが、僕自身は障害だけを前向きにとらえたわけではありません。障害も含んで自分自身トータルで受け入れておりますが、他の人から見ると「障害を前向きに受け入れている」と見えるのかもしれません。勉強になりました。

障害というと「苦手・不得意・できない・特異な行動など」の多くは否定的な言葉しか出てきません。たくさんの発達障害の当事者と出会って、お話しを聞いて感じることは、自分自身が「障害」と診断されると、何から何まで全部が「障害」の概念に縛られてしまいやすいという傾向があるということです。

たしかに自分で自分というものをとらえたときに「障害」というものは一部であっても、やはり大きなウエイトを占めるかもしれません。でも、自分自身は頭の先からつま先まで「障害だけ」で形作られているのでしょうか?そうではないはずです。

好きなことや得意なこと、人の役に立ちそうな長所などなど、必ずあるはずです。その長所にもっと目を向けるように接することが大事なことだと思います(かといって、障害のことはまったく見ないようにするということではありません。)。

長所に気付いてもらうには、してもらったことに「ありがとう」と感謝を、「よくできたね」、「こういうの得意なんだね」とほめること。なるべく理由を添えてあげると伝わりやすいと思います。そうすることで、長所に目を向けるきっかけになると思います。

長いご説明になりましたが、お伝えしたかったことは

1.障害だけで障害受容は難しい。

2.障害も含め自分の長所、トータルで受け容れる。

3.長所に気付いてもらうには、してもらったことに「ありがとう」「よくできたね」「こういうこと得意なんだね」と感謝だったり、褒める事。

以上です。

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