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金沢市議会・一般質問】大人の発達障害への支援

発達障害YouTuber・みっと

ども、こんばんは★ みっとです!

私が代表を務めております「大人の発達障害を明るく語る会・ここらぼ」の8月の談話会で、大人の発達障害支援の意見交換会を開催しまして、そこであがった話題が9月12日(水)に金沢市議会の一般質問で取り上げていただけることになりました。

大人の発達障害当事者が抱える悩みや生きづらさの現状、支援を必要としている声を届けてくださる機会をいただけることに、本当に感謝しています。

この機会を通じて、大人の発達障害当事者の現状を知ってもらい、金沢市という地域で当事者にとって本当に必要な支援は何かを話し合うきっかけになることを願っています。

当日は、この私みっとも傍聴に参ります!

▼ 告知

金沢市議会・一般質問】大人の発達障害への支援 8月19日(日)に開催された「ここらぼ8月号 大人の発達障害 支援の意見交換会vol.1」で話し合われた話題が、金沢市議会の一般質問で取り上げられます! 質問されるのは、8月号にゲストでいらっしゃってました金沢市議・小間井大祐さんです。 大人の発達障害への支援について、以下の3つのテーマの中からひとつ選ばれてご質問されます。

大人の発達障害への支援 1.自立のための就労支援 2.当事者コミュニティーの機会提供 3.発達障害への理解・啓発とヘルプマークの普及 大人の発達障害の支援について当事者の声が、金沢市議会に届くすばらしい機会をいただけました。 皆さんで【一般質問:大人の発達障害への支援】を見に行きましょう! **詳細************************* 日 時:9月12日(水)開始13:00~ 場 所:金沢市役所 お問い合わせ:mitto@adhd-room.com *****************************

アペンディックスとして「大人の発達障害を明るく語る会・ここらぼ」の8月号「大人の発達障害支援の意見交換会 vol.1」の発言集を掲載します。

一般質問の背景がわかる資料になります。当日傍聴にお越しになられる方は、ご一読ください。

▼ 「大人の発達障害支援の意見交換会 vol.1」の発言集

1.当事者団体等の活動・財政サポート

>当事者等の団体があることを知っていても、当事者とその家族と身体・金銭的な事情からその場に辿り着けない、自分たちで運営ができるまで財政のサポートが必要。

2.当事者団体等(コミュニティ)の情報のルート

>現状として相談団体(行政相談施設・自助グループなどを含む)が存在することを、誰に聞いても同じ情報が得られるような仕組みが必要。

3.会社の中にジョブコーチが入ることができない企業がある

>会社の中に外部ジョブコーチが入っていけないケースが発達障害をもつ仲間うちでよく聞かれる。働き手と企業を取り持つ存在がいなくて、働くことについて悩みを抱えている人が多い。外部ジョブコーチが入れない原因や理由は不明。精神障害・発達障害をもっていても働き続けられるような仕組みをつくってほしい。

4.就労定着支援はどうしたら受けることができるか?

>ジョブコーチとは別に就労定着支援を受けられるのかを知りたい。

5.最低時給(時間単価732円)を守っていない企業がある

6.障害者手帳を戻すことってあるのか?発給された障害手帳がもっている人がいて、数年かかって障害の改善見られて自立して、手帳を返納したという事例はあるか?

>発達障害をもつ人は脳の一部の神経系統のずれが原因なので、治るということはない。そのため返却するということは、ほとんどない。

>自分は障害者だと思われたくない?思っていない?ので親がこっそり手帳を預かっている。

>障害枠で勤務する人は少なく、手帳所持を開示することなく就労しているケースがあり、それで周囲から理解・対応がされない。

>親が「子供が障害というのを認めたくない」というケースがある。

>「うつ病」は寛解できるので、手帳を返納できるケースもある。

7.障害者手帳の更新について

医師の診断書を送って更新する。

8.身体・知的障害の起業サポート制度があるのに、精神障害および発達障害がない

>障害を持っていることで企業にはいって就職することが難しい・できないケースがあるから、障害を持つ人のなかでは「思い切って起業しよう」と考える人もいる。しかし、身体・知的障害の起業サポート制度があるのに、精神・発達障害の起業サポートがない。

9. 住みやすい街としての条例を制定

>できるかできないかは別として、民間の企業に意識啓発や啓蒙していかなくてはならない。そのために議会としてできることは障害を持つ立場の人を個性として受け入れていく社会をつくっていこうという想いをのせた条例をみんなでつくっていったり、その中で会議をするときには金沢市の施設であれば認定した団体であれば場所を提供できるようにすることができることも盛り込める。

10. 人間関係版のジョブコーチ制度

>人となじめなかったり、誤解されたりで人とのコミュニケーションで悩んできた。距離を置きたくなった人がいたが、間を取り持ってくれた人のおかげで、ぎくしゃくしていた関係が改善している。人間関係版のジョブコーチがほしい。

>定型発達と発達障害との仲を取り持ってくれるものがあるといい。

11. ヘルプマークの浸透

>ヘルプマークの周知のためにつけているが、ヘルプマークがどんな意味を持つのかを知っている人しか声をかけてくれない。ヘルプマーク・ヘルプカードについて、子供から大人まで目に見えないハンデをかかえている人が堂々とつけられるような地域社会になってほしい。

>兵庫県の明石市が手話言語と同様に推進している。

>一般社会の市民が認知してもらうことから入っていく。

>東京などの電車にポスターが目に付くようにたくさん貼ってある。

>ヘルプマーク普及や導入に向けて、行政の働きかけだけではなく、内部障害の当事者やその団体が連携していくことで周知や普及を後押ししていきたい。

>県「県全体でヘルプマークの活用を語らなければ、十分な効果が得られない」

>もしヘルプマークが必要であれば富山県の窓口が最寄。

>東京などヘルプマークが浸透している地域からヘルプマークを付けた人が金沢に来て、マークをつけていなくて声がかけられなかった場合、他県から来た人にとっていい感じではない。

>障害に対して偏見をもっている人にヘルプマークのことを知ってほしい。

>個人場や対処法などが書かれたヘルプ手帳を申請して助かったことがある。

12. 障害に対する偏見

>障害に対する偏見がなくなってほしい

>発達障害の人にとってやりやすい・わかりやすいものは、普通の人にもやりやすい・わかりやすいといわれる中で、いろんな方法によってちゃんと対応を知っていれば、仕事の場面においても接しやすくなる。

13. HSS・HSP心理判定

>傷つきやすいのに刺激を求める自分の性格に困っている。

>ドクターによって診断がまちまちなので、セカンドオピニオンをつけることが望ましい。

14. 情報の伝播・機関によって情報の偏りがある

>公的な機関やそこに所属している人によってはえられる情報・対応に違いや偏りがある。どこでも統一した情報が得られるように機関の中で情報共有してほしい。

>任意団体はあくまでも個人として見られてしまうので、支援センターでは、利用者

さんにオススメするのが難しいそう。

>会・団体の一覧は県こころの健康センターにあるが、どういう団体なのかは連絡してみないとわからない。

15. 居場所・活躍できる場所

>どんな人でも居場所が必要。親や家族で子供のできたことを認めること居場所ができる。

>大人の発達障害版の放課後デイサービスのようなゆるく・話し合える場所があるといい。

16. 親亡き後の問題

>親亡き後、その子供はヵ月に万円障害年金の受給では生活できないので、必然として生活保護に移行することになるが、行政の予算を圧迫してしまうことになる。政府が組織をつくって、壮年の人たちのパートナー・伴侶ができるというものになれば、「障害があっても結婚ができるんだ」と若い子供たちの希望にもなる。

17. 手帳を持っているうえでの制約・困りごと

>手帳を持っていたら結婚ができなかったケースがある。診断書だけ持っているケースと手帳も持っているケースとでは、周囲の受け止め方がまるで違う。

>手帳の所持によって制約を受ける場面がある。

>引っ越しをするときに手帳の更新の手続きがあるときに頭が真っ白になった。

>手帳の所持によって、(恋愛について)一歩が踏み出せないことがある。

>手帳の地域によって統一されていない。全国で統一してほしい。

▼ スタッフからのコメント

1.周囲の人は発達障害を持つ人の世界を想像することすらできないので、どう支援していいか、見えない障害だけに支援が必要かすらわからない。それを前提にどういう仕組みがあったら理解してもらえるか、配慮してもらえるか考えていく必要がある。

2. 発達障害を知らない人が多い中で、理解・対応を周囲に求めるのは無理があると考える。「発達障害とは何か?」ということを当事者自身が世の中に誤解のないように様々な場面での対話の中から発信し、啓発することからはじめないと、発達障害を持つ人に対しての理解・対応は得られにくいと思う。

3. 障害を持つ人に対する理解や配慮、対応をどうしていくかという議論は必要。しかし、その一方で当事者が思い望んでいるような理解や配慮には限界も存在し、障害からくる症状や特性を当事者がよく知り、生きづらさを努力や工夫によってカバーしていかなくてはならない「自立するためには?」という議論も同時に必要だと思う。

 当事者が「大人・成人・社会人」という観点から、周囲の人に求める形の支援ばかりではなく、自分自身の力で生きづらさを乗り越えるための力を養う形の支援こそが必要と考える。

以上

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