
ども、みっとです。
久々のブログを書きます。
1月18日(土)に津幡町文化会館シグナスで、「発達障がい」理解のための講演会にて、上記にもありますように「発達障がいとうまく付き合う-当事者が語る発達障がいの啓発・理解-」と題して講演させていただきました。
ご参加くださいました皆様、本当にありがとうございました。アンケートを読ませていただきましたが、温かいコメントをたくさんいただくことができ、多くの当事者目線の発達障害のことが伝わったかなと思います。
今回の講演は私自身にとって20回目の記念すべき講演であり、またどんな方でもご参加いただける公開講演会だったことで、このたびの講演会から勉強させていただくことが多くありました。
TVや書籍など見ない日はないというくらい、発達障害について話題が多い中で関心が高まっていたと思います。定員100名のお席で140~160名の方のご参加があったことに驚きました。
また講演が終わってから、私のところへ質問や感想をお伝えに訪れる方がたくさんいらっしゃったことがとても嬉しかったです。
発達障害について、さまざまなメディアで取り上げられることが多くはなりましたが、実際に、生で、双方向に当事者と話すという機会が少ないので、講演会や研修会などで当事者と話ができるということが新鮮だったのではないかと思います。
しかし同時に新しい課題も見えてきました。
それは「当事者としてのリアルな体験を話せる人が増えたらなあ」ということ。
私はADHD当事者でありますが、ASD(自閉症スペクトラム)やLD(学習障害)について、聴きたいと思ってこられた人には今回のお話しは物足りなかったのだろうかなと思いました。
世の中にはさまざまなニーズがありますが、やはり発達障害は人それぞれということ。それをお医者さんの視点からグループわけをしたらADHD、ASD、LDなどに分類されますが、やはり発達障害についてある程度知っている方であれば、発達障害の大きなくくりではなく、診断名ベースで、当事者の話、障害のことを知りたいと思われる方もいらっしゃるはずです。
そういうことから、ADHDの当事者だけではなくて、ASDやLDの当事者、その人たちが持つ感覚や考え、捉え方を言語化でき、発信できる当事者がいま、世の中に必要とされているのではないかと思います。
ADHDの当事者である自分でもわからないことだらけですが、極めてなんでも話せるようになるというのは違うと思う。知識ベースで話すのと、体験ベースで話すのではリアル感があるかどうかで伝わり方がまるで違います。
発信できる人は発信をして、それに触発された方が今度は発信をする番。
そうやって話せる、伝えるメッセンジャーになれる当事者がもっと世の中に増えれば、目に見えにくい障害のことも、よりはやく世の中に解ってもらえるのではないか?逆に体験や想いを発信したいという人たちをお手伝いすることも大事だ、と思ったのが今回の講演の率直な感想でした。
あらためて、このような気づきをくださいました、講演会にお越しくださいました皆様、講演の機会をくださいました津幡町障害者地域自立支援協議会の皆様、津幡町福祉課の皆様、そして講演の指導にあたられた田中雅恵先生、本当にありがとうございます。
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